LinuxかWindowsかは、使うソフトと接続する人から決める
OSは使いたいソフトの対応条件から決める。Windowsが付くことと、接続する人や業務ソフトの利用許諾がそろうことは別だ。
ソフト名・版・使い方を先に書く
当サイトの確認票は、LinuxとWindowsの長所を採点する形にはしていない。自分の用途で未確認の条件を残す。
| 確認するもの | 契約前の記入欄 |
|---|---|
| 使うソフト | 製品名、版、必要な機能 |
| 対応OS | Server版を含めたベンダーの対応表 |
| 必要な環境 | CPUアーキテクチャ、メモリ、依存ソフト |
| 管理方法 | SSH、管理画面、リモートデスクトップ等 |
| 利用する人 | 管理だけか、業務アプリを使うか。人数も記録 |
| 利用許諾 | OS、接続利用、アプリそれぞれの契約 |
| 更新と終了 | ソフトとOSのサポート期間、更新担当 |
個人のPCで動くソフトでも、Windows Server上の利用をベンダーがサポートするとは限らない。Linuxなら全ソフトが無償、Windowsなら何でも使える、とも判断しない。
ABLENETの二つの系統を例に読む
2026年9月14日のABLENETの仕様は、Linux向けVPSプランとWindowsプランを分けている。Windows側はWindows Server 2025 / 2022 / 2019 / 2016を初期OSとして案内する。選べることと、その版が自分のソフトの現行サポート対象であることは別に確かめる。
仮想デスクトップの公式案内では、専らサーバーを管理する目的の場合を除き、リモート接続する利用者ごとのRDSライセンスが必要になる。同社はRDS数にかかわらず、リモートデスクトップの同時接続を1サーバー2接続までと案内している。ライセンス数と同時接続可能数を同じ数にしない。
Officeを使う場合はOffice SALの条件も別に確認する。「Windows料金」として見えた金額だけで、必要なソフトが全部使える総額としない。既存ライセンスを持ち込めるかも、利用者側の契約と事業者の案内へ戻す。
GUIが必要か、管理する人が慣れているか
操作画面があると着手しやすい場合はあるが、GUIの有無だけで保守の難しさは決まらない。OS更新、アクセス制限、認証情報、バックアップ、復元を誰が扱うかが残る。
普段Windowsを使う人でも、動かすアプリがLinuxコンテナを前提にするなら、その公式導入方法を確認する。逆に、Windows対応の業務ソフトが目的なら、費用の安さだけでLinuxを候補にしても目的を満たさない。Difyの導入条件には、アプリ側の条件から考える例を載せた。
OSを後から変える場合
初期化によるOS変更を、設定を残したままの更新と混同しない。バックアップしたDB、添付、設定をどの環境に戻すか、アプリの対応版が変わらないかを確認する。プラン間の変更で初期化が必要になる条件はプラン変更の確認表で扱う。
対応ソフト、利用人数、保守担当を記入したら、ABLENETの契約条件や各VPSの比較へ進む。接続・アプリの費用はVPS本体と分けて見積もる。